響の言葉
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ブリューゲル版画の世界
2010年 08月 09日 |
ピーテル・ブリューゲル(父)というと、
「バベルの塔」や「農民の婚宴」など、油絵のイメージが強かったので、
大量の版画を見せられてかなりびっくり!
人生の前半では主に版画の原画制作で有名だったのですね。
そして、その版画が普通じゃないんです。
この世のものとは思えないような怪物や変?な建物、
真面目なのか不真面目なのかわからない、
というよりも、確実に倒錯趣味の世界が繰り広げられています。
ブリューゲルに先立つこと100年
ヒエロニムス・ボスの幻想画そっくりとも言えます。
キリスト教が支配した中世からルネサンスに至る時代に、
これほどまでに突き抜けた表現があったことは
驚くよりほかありません。

それにしてもこの展覧会
私が訪れたときは、混み具合はまあまあと思ったのですが、
列が動かないのにはまいりました。
それもそうです。ひとつひとつの版画の情報量が多すぎる。
細かい絵をじっくり見ているとキリがありません。
最初は列から離れた場所からのぞきこんでいたのですが、
やはり近くから見たいものもあり、
覚悟して並びましたが、ほんとうに動かない・・・
12時過ぎに会場に入って、見終わったのはようやく4時頃・・・
昼食抜きだったので途中でふらふらして、
何度もソファーで休み休みの鑑賞でした(笑)

やはり最大の見どころは七つの罪源、七つの徳目でしょうか。
罪源は、貪欲、傲慢、激怒、怠惰、大食、嫉妬、邪淫・・・
それぞれのテーマを象徴する擬人像と動物が描かれ、
そのまわりに罪を犯した人々の姿がおどろおどろしく描かれています。
地獄絵図にも負けない醜悪さ、
宮崎アニメをも彷彿とさせる幻想的な風景、
ブリューゲルという人は信じられない妄想癖の持ち主だったのでしょうね。

妄想癖と言えば、
昨日テレビで生まれ順による性格というのをやっていて、
一人っ子女(私)のろくでもない特徴をたまたま耳にし、
「人に気を使えない」
「母性がない」
「妄想癖がある」
に思わず「あるある!」と苦笑してしまいました。
妄想が始まると止まりませんもん^^
はっと現実に戻るとかなり罪深い我を感じて赤面だし。

大きく脱線いたしました。
まあとにかく、素晴らしい展覧会なのですが、
前の夜には充分睡眠をとり、
しっかりご飯を食べて、
体調を整えて行くことをおすすめします。
かなり疲れますから^^


Bunkamura・ザ・ミュージアム
8月29日まで
by hanakannzasi-716 | 2010-08-09 22:22 | アート | Comments(2) |
Commented by june_h at 2010-08-13 20:10
>列が動かないのにはまいりました。
>それもそうです。ひとつひとつの版画の情報量が多すぎる。
なるほど、納得です。だから列が動かなかったんですね!
昨日、2回目観に行きましたが、平日でお盆でもあったのか、わりとすいていました。
Commented by hanakannzasi-716 at 2010-08-14 22:36
2回目、行っていらっしゃったんですね!
1回目には気づかないことが発見できて面白かったことと思います。
確かに1回では見きれませんね^^

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