響の言葉
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2011年 04月 30日 |
震災のため開催が延期されていた江戸東京博物館の「五百羅漢」
いただいたチケットを握りしめ初日に出かけてきた。
東京タワーそばの芝増上寺には、江戸末期の絵師狩野一信が描いた渾身の
五百羅漢図100幅が眠っていた。
今までどうして注目されてこなかったのが不思議なほどのインパクト!
何よりも色が美しいし、西洋絵画の影響などもあって表現が独特。
五百羅漢さんたちの上から目線がまたユーモラスで、
地獄に堕ちた人たちをも「おらおら助けてやるぞ」的な余裕がおかしい。
動物たちとも仲良しで、ちゃんと修行も怠らないし、
お風呂に入ってリラックスしたり、せっせと洗濯する姿まで描かれている。
顔をべりっとはがせば観音菩薩になってたり、腹を開けば仏がいたり、
かなり超能力者でスーパーマンなのだ。
ああ面白かった!!
もう一枚チケットがあるのでまた行こうと思う。
期限付きチケットだけど会期中使えることは確認済み。
by hanakannzasi-716 | 2011-04-30 00:49 | アート | Comments(2) |
2011年 04月 20日 |
世田谷美術館でやっている「白洲正子」展に出かけた。
白洲正子について詳しくは知らないが、
お金持ちの家に生まれ、美人で、頭が良い・・・
天は3物を与えるのね、といったイメージ^^
だからその白洲さんの展覧会って何?
とやっかみ半分で出かけたら、なんと大当たりの展覧会であった。

白洲正子は4歳で能に目覚めて14歳で女性で初めて能舞台に立つ。
43歳で能面を求める旅をし、
それを契機に日本各地の寺社を訪ね歩き、数多くの著作を残した。
能に関しては50代で最後の舞台に立ち、
結局能は女には極められないと悟ったという・・・

この展覧会は、白洲正子の旅に沿って、
彼女が出会ったさまざまな文物を各地から集め展示したものだ。
それがなかなか半端じゃなくて、
十一面観音や神像、能面や絵画など、国宝。重文級の文物が目白押しなのだ。
そして、仏像の展示には実績がある世田谷美術館ならではの
効果的な演出と照明効果に大変満足できた。
展示物とともに配置された白洲正子の言葉がまたいい。
「人間は自然から離れると病的になる・・・」
まさにその通りだとしばし思いにふけった。
日本人は宗教を持っていないと言われるが実はそんなことはない。
自然から離れて存在できないのが日本人そのものなのだ。
神や仏は自然とともにあり、
外来である仏でさえ、神とともに自然と共にある。
それが日本人の精神の元になっているのだ。
白洲正子のメッセージ・・・
何だか気持ちが溢れてきた。

たらいの中に鎮座まします「ずずいこ」という人形。
そのあられもない姿を眺めているうちに
心の底から力がわいてきた!
こんな気持ちは久しぶりだぞ!!
by hanakannzasi-716 | 2011-04-20 23:27 | アート | Comments(2) |
2011年 04月 17日 |
世田谷美術館への道のりは想定外に長かった・・・
中央線が立川駅に入ろうとしているまさにその時、
「アテンションプリーズ!!」急停車して止まった。
「お客様にお知らせします。この電車で人身事故が発生しました!」
20分くらい止まっていただろうか。
私が乗った車両はホームに入っていなかったが、
ホームにいる人々が線路を覗き込んでいるのが見えた。
やがて「一号車のドアを開けます」とアナウンスが流れ、
車内を歩き始めると、プラットホームに白い布で包まれた人体らしきものが見えた。
手を合わせようと思ったのだが、
一つの命が消えたのかどうか確定的ではないので思いとどまった。
「塩を用意しておいて」と家族に電話している人がいたが・・・

中央線はすぐには動きそうになかったので、
降りて南武線に乗り換える。
武蔵溝の口と武蔵小杉を間違えて乗りすごし戻る。
東急田園都市線に乗りかえようやく用賀に辿り着いたが
美術館行きのバスは出たばかりだった・・・
by hanakannzasi-716 | 2011-04-17 23:16 | | Comments(4) |
2011年 04月 06日 |
目黒区美術館にて予定されていた
「原爆を視る1945-1970」展が中止となりました。
展示内容に関しては知りようもありませんが
フクシマがこのような事態になった現実を踏まえ
むしろ直視するべき現実を含んだ展覧会ではなかったのか?と思えてなりません。
「目黒区美術館といたしましては、大震災の惨状や原発事故による深刻な影響を受けている多くの方々の心情等に配慮いたしまして、「原爆を視る」展(平成23年4月9日~5月29日)の開催を中止することといたしました。」
というメッセージが美術館からは発せられていますが・・・
by hanakannzasi-716 | 2011-04-06 22:18 | アート | Comments(2) |
2011年 04月 06日 |
女性画家ヴィジェ・ルブラン。
フランス革命の足音迫り来る中、華やかな宮廷を活写し、マリー・アントワネットの画家としてその名を馳せた。
18世紀、貴族や豊かな市民の邸宅で行われた「サロン」では様々な文化が発信され、女性たちも音楽や美術などの分野でその能力を発揮した。
画家フラゴナールの妻や義妹も画家として活躍したし、王立アカデミー会員となったラビーユ・ギアールやヴァレィユ・コステルもいた。
ただし、男性モデルによる修行ができないため、彼女たちの活躍の場はもっぱら肖像画や静物画であったという。
写真の発明前夜、輝きを放った肖像画の数々。
女性ならではの柔らかい表現に繊細な感性があふれている。
ルブランの自画像もまたとびきりの愛らしさだ。

三菱一号館美術館
チケットを買おうと財布を開いたら
「チケットありますよ、どうぞ」
と声をかけられた。
「今日までのチケットなんです、よかったら」
「わ!ありがとうございます!!」
ラッキー!!

ルブランの自画像は昨年損保ジャパンで観たのだけど、
それはウフィッツィ美術館のもので、今回のは別バージョンだと知った。
ほとんど同じに見えるのだけど^^

フランス革命前夜、こんなにも多くの女性画家がいたとは正直驚いた!
フランス王妃まで描いている。
絵を描くことは高貴な女性の嗜みであったようだ。
by hanakannzasi-716 | 2011-04-06 21:58 | アート | Comments(0) |
2011年 04月 04日 |
久しぶりに美術館のハシゴをしたら少し元気になった^^
そう大きくもない山種美術館にどっと人々が押し寄せている
今見ないと・・・という思いからなのだろうか?
浮世絵は本来近くからじっくり見るものだと思うが
東博の企画展ばりに混んでいるとそんな余裕もなくまんべんなく見るのがせいぜい^^
保存状態がよく(めったに公開しないため)発色が良い作品がいくつかあったのはわかった。
鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽
それぞれ特色があって魅力的だが、喜多川歌麿の描く女性は単なる美人なだけではなく
憂いのある表情など、内面まで描かれているのが感じ取れた。
ボストン美術館では、よりによってこんな時に秘蔵の浮世絵を、と
気が気じゃないのだろうな・・・

山手線でのんびり有楽町へ
by hanakannzasi-716 | 2011-04-04 22:06 | アート | Comments(0) |
2011年 04月 02日 |
横浜美術館の「プーシキン美術館展」の開催が見送られた。
プーシキン美術館とロシア連邦文化省から日本への作品の貸出の一時停止という判断が伝えられたためだという。
海外から来ている作品は急いで見ておかなければ、会期短縮も充分あり得る。
というわけで、bunkamuraミュージアムに
「フェルメール≪地理学者≫とオランダ・フランドル絵画展」を観にいってきた。
フェルメールはやっぱり素敵だなぁ・・・
左側から差し込む窓の光
何かに閃いたような顔つきの地理学者
部屋の中には天球儀や地図
ゴブラン織の布が生活の豊かさを演出している
広い世界へと乗り出し、最も栄えていたころのオランダ
アートはその時代に光り輝いていた場所を映し出すものなのだと思う。
フランス・ハルスやロイスダール、レンブラントなど、
巨匠の作品も見ることができ、得した気分だった。
静物画では、今にも腐る寸前の果物を描いた絵画が心に残る。
ぶどうはみずみずしく描かれているのだが、
皮をむかれたレモンは渇いて古そうだ。
命のはかなさを描くヴァニタス絵画・・・

これからしばらくは、所蔵作品以外の西洋絵画を日本で観るのは難しくなりそうだ。
こんな状況を誰が予想しただろうか。
by hanakannzasi-716 | 2011-04-02 22:07 | アート | Comments(4) |
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