響の言葉
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2009年 10月 20日 |
ベルギーと言えばビール、ワッフル、チョコレート・・・
食べ物しか思い浮かばない私なのですが^^
独立したのは19世紀中頃と新しい。
古くはローマの属国、その後ハプスブルグ家に支配されたり、
オランダだったりドイツだったりフランスだったり・・・
縄文時代から一貫して日本であり、
他国に支配されたことのない我が国としては、
想像することが難しい歴史をかかえています。
地理的にもフランス・オランダ・ドイツなどに隣接。
バルビゾン派、印象派、フォーヴィズムなど、
常に最先端の美術の流れが即影響していたことは間違いありません。
また、ルネサンスの時代には、いわゆるフランドル地方として、
北方ルネサンスの巨匠が活躍した地でもあったようです。

というわけで、損保ジャパン東郷青児美術館。
ベルギー近代絵画のあゆみを観てきました。
ベルギー王立美術館コレクションということで、
聞いたこともない画家の作品がほとんどでしたが、
ゴーギャン、ボナール、クノップフ、アンソールなど、
有名画家の作品もチラホラ混じっていました。
クノップフの「ヴァン・デル・ヘクト嬢の肖像」
まるで今ここにいるような少女の眼差しに釘付けでした。
by hanakannzasi-716 | 2009-10-20 22:27 | アート | Comments(0) |
2009年 10月 19日 |
日曜日は竹橋へ。
東京国立近代美術館の常設展をのんびりと。
明治・大正・昭和の日本美術の流れをざっとおさらい。
岸田劉生の「道路と土手と塀」
切りとおしの急な坂が現実に迫ってくるような気がした。
この頃の東京には、こんな風景があちこちにあったのだろうな・・・
小倉遊亀の「浴女 その1」
薄緑色に輝くお湯がとても清潔。ゆらゆら動く感じが伝わってくる。
イサム・ノグチの「門」という作品がどこにあるのか探したら、
なんと美術館の入り口、戸外にあった。
先を斜めに切り落とした大きな柱が2本。
作者の指示通り、時々色を塗り替えているそうだ。
今は黒と黄色。工事現場を思い出させる色だ。

帰ろうとしたら、アンケートを頼まれた。
大学院生で研究のためというので答えることにした。
「美術館には年に何回行きますか?」
1~2回、3~4回、5~8回、9~11回、その他
とあったので、その他にマルし、カッコ内に80回と記入した。(笑)
今のペースでは少なく見積もっても年間そのくらいは行くことになると思う。
「若手アーチストの作品に関心がありますか?」
少しある。
「若手アーチストの作品を購入したいと思いますか?」
いいえ
「その理由は何ですか?(複数回答可)」
置き場所がない。買うお金がない。

年間80回も美術館に行っているのにごめんね^^;
だけど、無名のアーチストの作品を安く買って、
有名になったら売って、そのお金でまた作品を買って・・・
なーんてことができたら面白いだろうな、
相当の目利きじゃないと無理よね^^;
by hanakannzasi-716 | 2009-10-19 22:07 | アート | Comments(0) |
2009年 10月 18日 |
表参道駅から麻布方面へと歩く。
何気におしゃれなおばあちゃんが歩いていて、ほーっと思ったり、
全面ガラス張りのファッションビルに度肝を抜かれたり、
かと思えば普通の公立小学校が運動会をしていたりして面白かった。
しばらく歩くと和風の建物があらわれ、
都会の喧騒に線を引く竹垣の中を歩いて美術館の中へ。
まさに都会のオアシス、別世界だと思った。
10月からリニューアルしたそうなのだけど、
私は初めて訪れるので以前との比較はわからない。
それにしても広い庭園にはびっくり!
起伏のある庭園の中を上り下りすると、あちこちに石像があり、
池があり、趣のある茶室が点在する。
カフェがあったので、まずは一服。
それからゆっくりと見て回る。
今回の企画展示は、「国宝那智瀧図と自然の造形」
「那智瀧図」は13世紀頃の作品で、滝を神様として描く垂迹画であるらしいのだが、
今ひとつ意味がわからない^^;
でも、この神々しい滝をいつか自分の目で見たいものだと思った。
その他、狩野派の絵画や、蒔絵の硯箱など価値ある作品が並んでいた。
2階は古代中国の青銅器、明・清の陶磁器などアジアのもの中心。
仏教彫刻も多く、北宋時代の如来立像がかわいらしくて、
何度も何度も振り返って見てしまった。
次から次へと人々が訪れ、チケット売り場に列ができるほどの混みようだったが、
東博の異様な混雑に比べればかわいいものだ^^;
カフェで待っているときに話した女性は、
美容院にあった婦人雑誌を読んで来たということだった。

根津美術館
by hanakannzasi-716 | 2009-10-18 22:28 | アート | Comments(8) |
2009年 10月 15日 |
19歳と乃木坂で待ち合わせてこれを観たのが先週の金曜日の夜。e0027681_2224561.jpg
あら、1週間も経ってしまいました^^;
記事にしていなかったのはつまらなかったからではなく、
むしろ充実しすぎて感動し、1年に1回買うか買わないかというカタログを買ってしまったほどです。
カタログがあるから後からでも書ける、と思ってしまったのかな。
ジョルジョーネのフィルターがかかったような優しい表情の人物画が神秘的!
ティツィアーノ、ラファエロ、クラナハ、デューラーなど、ルネサンス時代の巨匠たちの作品が並び立ち、
飛行機に乗らなくてもこれらの作品たちを出会える自分の境遇に感謝しました。
エル・グレコの「受胎告知」ドラマチックですね。効果音が聞こえてきそうです。
花のブリューゲルと呼ばれたヤン・ブリューゲル「森の風景」
よくよくみるとウサギや猿、鳥などの小動物がいるのです。
目をこらして見ましたが、見つけるまでにちょっと時間がかかりました。
ルーベンスのマグダラのマリア。宝石箱を踏みつけ、目がいっちゃってます。
そして、ハプスブルグ家の面々ですが、
「戦争は他のものにまかせておくがいい。幸いなるかなオーストリアよ、汝は結婚すべし!」
が家訓だったそうで・・・
戦争しないのはいいことですが、必然的に近親結婚が多くなり、
血が濃くなりすぎて長生きできなかった人々も多かったようです。
女の子のドレスを着せられ、鈴をつけられた「皇太子フィリペ・プロスぺロ」(ベラスケス)
この子はわずか2歳の生涯だったとか。
悲しい運命を予見するように遠くをみるような複雑な表情をしています。

THE ハプスブルグ家
by hanakannzasi-716 | 2009-10-15 22:26 | アート | Comments(2) |
2009年 10月 13日 |
阿修羅の時のように列ができるほどではなかったけど、中に入るとかなりの混み具合。
特に第一会場はすごかったので、第二会場から見ていくことにした。
上村松園の「雪月花」 女性はしっとりと美しく、子どもたちは可憐で上品で、うっとりしてしまう。
皇室に納めただけのことはあり、まさに名品だと思った。枕草子や伊勢物語から想を得ているとのこと。
花瓶や壺などはどっしりと大きいものが多い。蒔絵など工芸品も美しい。
値段をつけると途方もない金額になるのだろうな・・・
置物は珍しいものが多くて人気が集まっていた。
さて、第一会場。伊藤若冲の「動植綵絵」全30点で一部屋。
どの絵の前にも人垣ができてなかなかじっくりと眺めることができない。
若冲はこの30点を相国寺に寄贈し、相国寺から皇室に入ったそうだ。
お金のなかった相国寺は大変助かったらしい。
図鑑のように細密な描写には驚くしかない。
親タコに子タコが巻きついている絵がユーモラスだった。
昆虫もきりがないほど詳しく描いていて、気持ちが悪いほど^^;
だけど一番多く登場するのはやはり鶏。
想像上の鳥、鳳凰も描かれていたが、目が何となくニワトリっぽかった。
狩野永徳の「唐獅子図屏風」を見ることができてよかった。さすがの迫力。
第一会場と第二会場を行ったり来たりしているうちに何とか全部みることができたが、さすがに疲れた。
「痛ってぇんだよ、さっきから言ってるだろうが、コノヤロー!!」
突然大きな怒鳴り声。
びっくりした。美術館でこんなに品性のない声を聞いたのは初めてだった。

平成館を抜け出し、法隆寺宝物館へ。
やっと静かな心持ちに・・・
かわいらしい観音菩薩様がいっぱい。それぞれ個性があって楽しい。
有名はマヤ夫人像もみることができた。袖からお釈迦さまが生まれてくるところだ。

さらに本館、常設展へ。仏像や「日本美術の流れ」をのんびりと。
上野東博にどっぷりの一日だった。
今回は1期2期の通し券を買った。2期も楽しみなんだけど、混むのはイヤだな^^;

皇室の名宝 東京国立博物館
by hanakannzasi-716 | 2009-10-13 22:03 | アート | Comments(4) |
2009年 10月 13日 |
食器は料理のきもの、と語った魯山人の陶芸。
世田谷美術館でみた時、奇抜なデザインにひかれたのだが、
今回はオーソドックスで実用的なものが多かった気がする。
九谷、志野、織部など、全国のさまざまな焼き物の様式を自分のものにして、
作品を生み出していったパワーには敬服せざるを得ない。
年表を見ると、小さい時はいろいろ苦労をしているようだ。
活躍するようになると、何度も結婚している。
あれ?前の人といつ別れたんだっけ?
とやけに熱心に年表を見てしまった^^;
そういう意味ではピカソも顔負け。
そうそう、ピカソと言えば、一緒に写っている写真がある。
ピカソから微妙に距離を保って、ブスっとした顔で写っている。
そしてまた語録がいいのだ。
「ピカソは絵が下手だ。色が汚い・・・」
世間でこれだけ天才と認められている人さえ罵倒できる。
自分の美意識に絶対的な自信を持っていたのだ。

魯山人の宇宙 八王子夢美術館
by hanakannzasi-716 | 2009-10-13 00:24 | アート | Comments(0) |
2009年 10月 11日 |
恵比寿に用があったので、ついでに山種美術館へ。
九段から広尾に移転した新しい山種美術館です。
ここは速水御舟の所蔵品で有名。
開館記念第一弾はもちろん速水御舟です。
「名樹散椿」や「翠苔緑芝」など、既に観たことがある絵が多かったのですが、
40歳で亡くなったため惜しくも未完のまま残された「婦女群像」は初公開。
御舟は人物画は得意ではなかったらしいのですが、
裸婦のスケッチや婦人図の下絵がたくさん残されています。
完成していたら、さぞかし色彩豊かで豪華な仕上がりだったことでしょう。
有名な「炎舞」は初めて観ました。
炎の上で乱舞する蛾の姿が一瞬の命の狂おしさを感じさせます。
炎は中世の仏画や地獄絵巻に見られるようなイメージで、
突き抜けるように明るいオレンジ色。
本人が「二度と出せない色」と言っていたそうです。
伝統的な日本画から一歩踏み出し、独自の境地を開いた御舟の世界。
あまりにも早い死が惜しまれます。

山種美術館
by hanakannzasi-716 | 2009-10-11 22:52 | アート | Comments(2) |
2009年 10月 11日 |
さて、JR奈良駅に戻り、市内循環のバスに乗りました。
どこで降りようか・・・そうだ!破石という停留所から新薬師寺に行けるはず。
東大寺や春日大社を通り過ぎ、新薬師寺へと向かいました。
しかし、結構歩く(汗)
新薬師寺には日本最古の十二神将がぐるりと並んでいます。
それぞれ生まれ年に対応していて、イノシシ年の私の守護神は「クビラ」さんでした。
創建当時は極彩色で美しかったらしく、再現CG映像が流れていました。
また、ここには「おたま地蔵」という男性器がついた仏さんがいるそうなのですが、
お願いすると特別拝観できるとのこと。
だけど、お願いする勇気はなかった・・・動機が純粋じゃない気がして(汗)

再びバスに乗り、春日大社へ。鹿と戯れます。
でも、鹿せんべいを買うと襲われそうなのでやめました。
実際複数の鹿たちに付きまとわれている人を何人か目撃しましたし。

いよいよ東大寺。
その頃にはさすがの私も疲労の色が濃くなってまいりました。
大仏殿の中は携帯カメラでパチパチする人でごった返していました。
ここは撮影可なんですね。
やっぱり撮影できないほうがいいや、と思いましたね。
もっと静かに観ようよ・・・
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大仏殿の前には大きな八角灯篭が。
八角灯篭ってどのお寺にもありますけど、どういう意味があるんだろう?
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昼食抜きのエネルギー不足を補うためソフトクリームを摂取。
結局三月堂まで行けませんでした。
もっと下調べして効率的に回ればよかったのですが、
これは反省点として次回に生かします。
何しろ寺社は4時~5時には閉まるので、時間勝負になります。

最後は興福寺。棒のようになった足を引きずりながら、
国宝館と東金堂を見学しました。
阿修羅はいませんでしたが、東京でじっくりお会いしましたからいいのです。
山田寺の薬師如来仏頭は、愛らしいお顔をしていらっしゃいます。
金剛力士像は、筋肉がムキムキで、血管まで浮き出ていて圧倒されました。
十大弟子は「らごら」八部衆では「くばんだ」「ひばから」「ごぶじょう」に会えました。
最後は東金堂。ここでは静かな気持ちで仏様と向き合うことができました。
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ぶらぶら歩いていたら、6個180円のたこ焼き発見!
猿沢の池のほとりで食べました。
外はぱりぱり、中はとろとろ、美味しくて涙が出そう^^;
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空はだんだん暗くなり、十六夜の月が追いかけてきました。
今回の旅はお月様が見守ってくれたみたいです。
奈良漬を買って、近鉄特急に乗り込み京都へと向かいました。

おしまい!
by hanakannzasi-716 | 2009-10-11 00:57 | | Comments(2) |
2009年 10月 10日 |
さて、西の京からどこへ向かうか迷いました。
人生は迷いの連続。
でも、自分で決めたことは後悔してはなりません^^;
悔しかった昨日の中宮寺。
リベンジを実行すると後のスケジュールがきつくなる。
貧しい頭脳をフル回転。
そうだ!「近鉄こおりやま」まで乗り、
JR「こおりやま」駅まで歩けば何とかなるかも!!
商店街をずんずん歩き、約十分。
JRに乗り換え2駅で法隆寺。昨日と同じバスに乗り込みます。
中宮寺は法隆寺夢殿のすぐ隣です。
来て良かった~~♪
頭に可愛いおだんご?二つ
穏やかなスマイル
指をそっと頬にあて、静かに考え中・・・
如意輪観世音菩薩半跏像 国宝です。
そして、聖徳太子崩御を悲しんだ橘大郎女(たちばなのおおいらつめ)は
一針、一針、心を込めて刺繍をしました。
ここにはそのレプリカが展示されています。
天寿国曼荼羅繍帳です。
歴史の教科書に載っていたっけなぁ・・・

さあ、いよいよ奈良に戻り市街地の有名どころを回ります。
お昼御飯など食べている暇はありません^^;
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by hanakannzasi-716 | 2009-10-10 22:25 | | Comments(0) |
2009年 10月 08日 |
二日目。快晴!
JR奈良から近鉄奈良まで徒歩。
コインロッカーに荷物を預けて西の京へ。
薬師寺。
きれいでしたね!なにしろ昭和時代の建物ですから^^
お坊さんの話が面白かった。
日光菩薩さんは昼の看護師さん。
月光菩薩さんは夜の看護師さん。
24時間皆さんを見守ってくださっています。・・・・・
私は今回の奈良旅行で、
薬師如来さんの存在感に圧倒されました。
今でもそうですが、
昔の人々の健康に対する憧れ、願い・・・
切実なるものがあります。
健康に生きること、それが人間の究極の願いなのではないでしょうか。

私は薬師寺金堂でお坊さんのお話を聴いたのですが、
三重塔や聖観音菩薩を観たあと
講堂で弥勒如来を拝みながら耳をそばだてましたら、
全く同じお話が聞こえてきました^^;
何百回話しているのか、プロですね。

戦国時代、ここは焼け野原になったそうで、
何もないところに薬師三像だけ裸で残った時代もあったようです。
豊臣秀吉がササッと仮金堂を建てたんだそうですが、
秀吉の治世はあっという間に終わり、
後を引き継ぐ徳川家は何もしなかったんだとか・・・
そのため薬師寺の再建は昭和時代を待たなければならなかったそうです。
檀家がいない薬師寺で、立派に再建できたのはなぜか。
そこでお坊さんがおもむろに写経セットを取り出し、
「ボールペンはダメなんですよ、消えてしまいますから。
でも鉛筆なら大丈夫。簡単jですよ。なぞるだけですからね。」
と2000円也の写経セットをさりげなくアピール。
なかなかの商売上手なのでした^^

薬師寺の後は唐招提寺へ。
残念ながら金堂は改修中で何もみることができませんでした。
あらかじめホームページで調べておけばよかったのですが、ちょっと無駄足でした。
でもやはり、天平の甍は美しいですね。


薬師寺金堂
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薬師寺東塔と金堂
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唐招提寺金堂
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by hanakannzasi-716 | 2009-10-08 23:14 | | Comments(0) |
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