響の言葉
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白洲正子
2011年 04月 20日 |
世田谷美術館でやっている「白洲正子」展に出かけた。
白洲正子について詳しくは知らないが、
お金持ちの家に生まれ、美人で、頭が良い・・・
天は3物を与えるのね、といったイメージ^^
だからその白洲さんの展覧会って何?
とやっかみ半分で出かけたら、なんと大当たりの展覧会であった。

白洲正子は4歳で能に目覚めて14歳で女性で初めて能舞台に立つ。
43歳で能面を求める旅をし、
それを契機に日本各地の寺社を訪ね歩き、数多くの著作を残した。
能に関しては50代で最後の舞台に立ち、
結局能は女には極められないと悟ったという・・・

この展覧会は、白洲正子の旅に沿って、
彼女が出会ったさまざまな文物を各地から集め展示したものだ。
それがなかなか半端じゃなくて、
十一面観音や神像、能面や絵画など、国宝。重文級の文物が目白押しなのだ。
そして、仏像の展示には実績がある世田谷美術館ならではの
効果的な演出と照明効果に大変満足できた。
展示物とともに配置された白洲正子の言葉がまたいい。
「人間は自然から離れると病的になる・・・」
まさにその通りだとしばし思いにふけった。
日本人は宗教を持っていないと言われるが実はそんなことはない。
自然から離れて存在できないのが日本人そのものなのだ。
神や仏は自然とともにあり、
外来である仏でさえ、神とともに自然と共にある。
それが日本人の精神の元になっているのだ。
白洲正子のメッセージ・・・
何だか気持ちが溢れてきた。

たらいの中に鎮座まします「ずずいこ」という人形。
そのあられもない姿を眺めているうちに
心の底から力がわいてきた!
こんな気持ちは久しぶりだぞ!!
by hanakannzasi-716 | 2011-04-20 23:27 | アート | Comments(2) |
Commented by 2of4of1 at 2011-04-22 00:48
お久しぶりです。最近はツイッターしているこの頃です。
まあ・・とても良かったみたいですね、白州正子展!
最近、東京に行きましたけど見逃してしまいました。
残念~・・・
Commented by hanakannzasi-716 at 2011-04-22 23:45
ツイッターされているんですね!
私まだ未経験^^
やってみたいけど、何だか余裕がなくて・・・
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